輪郭三点
輪郭は「全体のバランス」で決まる
顔の輪郭の印象は、エラ(下顎角)・頬骨・あご先(オトガイ)という複数の骨の張り・位置のバランスで決まります。一か所だけを整えても、ほかの部位とのバランスが崩れて見えることがあります。輪郭三点は、エラ・頬骨・あごの骨切りを組み合わせて、顔全体の輪郭を骨格からトータルで設計する複合手術です。まずは当てはまるものがあるか確認してみてください。
- エラ・頬骨・あごの複数が気になる
- 一か所だけ整えてもバランスが心配
- 正面の顔幅も横顔のラインも整えたい
- 顔全体を骨格からトータルで変えたい
- ダウンタイムをまとめて一度で済ませたい
- 侵襲やリスクも理解したうえで検討したい
ひとつでも当てはまる方へ。輪郭三点は、複数の骨切りを組み合わせる、最も侵襲の大きい輪郭手術です。ここから、考え方と、必ず知っておきたいリスクをお話しします。
顔の輪郭をつくる3つの骨
顔の輪郭は、(1) エラ=下顎角(あごの後ろの角・顔の四角さ)、(2) 頬骨=頬骨体部と頬骨弓(正面の顔幅・横の張り)、(3) あご先=オトガイ(横顔のEライン・縦のバランス)、という3つの骨が関わります。これらのバランスを見て、必要な部位を組み合わせて整えるのが輪郭三点の考え方です。
「必要な部位」を組み合わせて設計する
輪郭三点は、必ず3か所すべてを行うわけではありません。エラの張りが主ならエラ+あご、頬骨も張っていれば頬骨も加える、というように、一人ひとりの骨格のバランスを見て、必要な部位を組み合わせます。一度の手術・一度のダウンタイムでまとめて行えるのが特長です。
輪郭三点に含まれる手術
輪郭三点は、決まった一つの手術ではなく、必要な骨切りを組み合わせるものです。それぞれに個別の詳しい記事がありますので、あわせてご覧ください。
| 部位 | 整えるところ | 主なリスク |
|---|---|---|
| エラ(下顎角形成) | 顔の四角さ・後方の張り | 下歯槽神経のしびれ・出血・たるみ |
| 頬骨縮小(頬骨弓形成) | 正面の顔幅・横の張り | 頬のたるみ/こけ・骨の下垂・出血 |
| あご(オトガイ骨切り) | 横顔のEライン・縦のバランス | オトガイ神経のしびれ・出血・段差 |
リスク・ダウンタイムが合算されます
輪郭三点は複数の骨切りを組み合わせるため、各手術のリスク(下歯槽神経・オトガイ神経のしびれ、大量出血、骨片のずれ・後戻り・骨癒合の問題、たるみ・こけ、開口障害、感染、全身麻酔のリスク)が合算され、ダウンタイムも大きくなります。手術時間が長く、体への負担も大きい、最も侵襲の大きい輪郭手術です。修正は難しく、慎重な判断が必要です。これらを十分に理解したうえでご判断ください。
固定材・本当に必要な範囲について
骨の固定にはプレート・スクリューを用います。★これらの材料の承認状況を確認してください。また、輪郭三点は侵襲が非常に大きいため、当院では『3か所すべてが必要か』を画像検査で慎重に見極め、必要のない部位は含めません。一度に行うか、分けて行うかも、体への負担を踏まえてご提案します。自院の方針を確認のうえ記載してください。
輪郭三点という選択肢
輪郭三点は、顔全体の輪郭を骨格からトータルで設計できるのが最大の特長です。一度の手術でまとめて整えられる一方、侵襲・リスク・ダウンタイムも最大級です。
顔全体をトータルで設計
エラ・頬骨・あごのバランスを見て、顔全体の輪郭を一体的に設計できます。
一度のダウンタイム
でまとめて
複数の骨切りを一度に行うことで、ダウンタイムをまとめられます(その分、負担も大きくなります)。
必要な部位だけを
組み合わせ
3か所すべてではなく、必要な部位だけを組み合わせて設計します。
施術の流れ
当日のご来院から帰宅まで半日以上(入院を要することが多い)。手術そのものは含む部位により3〜5時間程度です。麻酔は全身麻酔で行います。
医師による診察・画像検査・全体設計
CTなどで骨格・神経の位置を確認し、3部位のうちどこが必要か、全体のバランスを設計します。輪郭三点は設計が最も重要です。
デザイン・シミュレーション
画像をもとに、各部位の移動量と仕上がりのイメージを確認します。
全身麻酔
全身麻酔で、長時間の手術中の痛みや負担を抑えます。
各部位の骨切り・固定(メイン)
設計に沿って、エラ・頬骨・あごの骨切りを順に行い、神経を避けながら固定します。
確認・固定・術後説明
左右のバランスを確認し、圧迫固定を行い、過ごし方・24時間対応の連絡先をご説明します。入院が必要な場合があります。
ダウンタイムと回復の経過
複数の骨切りを行うため、ダウンタイムは最大級です。標準的な流れをご説明します。程度には個人差があります。
| 時期 | 見た目・状態 | 可能なこと/注意点 |
|---|---|---|
| 当日〜1週間 | 非常に強い腫れ・痛み・圧迫固定。口を開けにくい。 | 安静・必要に応じ入院。流動食。圧迫を守る。 |
| 約2週間 | 腫れのピークを越える。抜糸(口腔外がある場合)。 | デスクワーク復帰の目安。硬い物・大きく開口は避ける。 |
| 1ヶ月 | 腫れが大きく引く。 | 日常生活に戻る。激しい運動は医師の許可後。 |
| 1〜3ヶ月 | 輪郭が見えてくる。むくみ・硬さ・しびれが残る。 | 概ね日常通り。 |
| 6ヶ月〜 | むくみ・硬さが取れ、仕上がりが安定。 | 完成の目安。 |
経過には個人差があります
輪郭三点は最も侵襲が大きく、腫れが非常に強く、完成まで半年以上かかることがあります。しびれが残る場合は回復に数ヶ月かかることがあります。体への負担が大きいため、術後の安静・通院・指示の順守が特に重要です。気になる症状があれば、24時間対応の連絡先までご相談ください。
医師からのメッセージ
【★医師コメントをここに挿入】
当院が大切にしていること
【★医師コメントをここに挿入】
カウンセリングで大切にしていること
【★医師コメントをここに挿入】
料金
輪郭三点は自由診療です。表示価格はすべて税込です。
| メニュー | 料金 | |
|---|---|---|
| 輪郭3点 | 頬骨形成+下顎角部+オトガイ部 | ¥2,980,000 |
| 輪郭4点 | 頬骨形成+下顎角部+下顎下縁+オトガイ部 | ¥3,980,000 |
リスク・副作用について
輪郭三点は複数の骨切りを組み合わせる、最も侵襲の大きい手術で、リスクが合算され、修正が難しい場合があります。十分にご理解のうえ、ご判断ください。
起こりうるリスク・副作用(含む部位により異なる)
- 神経の損傷:下歯槽神経(エラ)・オトガイ神経(あご)のしびれ・感覚麻痺(多くは一時的、まれに永続)
- 出血・血腫:複数部位の骨を切るため、出血のリスクが高まります
- たるみ・こけ:頬骨やエラを小さくすることで、皮膚・軟部組織がたるむ・こけることがあります
- 骨片のずれ・左右差・骨癒合の問題・骨の下垂
- 開口障害:一時的に口を開けにくくなることがあります
- 感染・固定材のトラブル:複数部位のため、リスクが高まります
- ダウンタイム・負担の増大:含む部位が多いほど、腫れ・回復期間・体への負担が大きくなります
- 全身麻酔(長時間)に伴うリスク
緊急対応が必要な症状
以下の場合は様子を見ず、すぐにご連絡ください。24時間対応の緊急連絡先は施術当日にお渡しします。
- 急激な腫れ・強い痛み・止まらない出血
- 38度以上の発熱
- 息苦しさ
- 膿のような分泌物
よくあるご質問
必ず3か所すべてやるのですか?
いいえ。骨格のバランスを見て、必要な部位だけを組み合わせます。当院では画像検査で『本当に必要か』を見極め、必要のない部位は含めません。2部位の組み合わせもよくあります。
一度にやった方がいいですか?分けた方がいいですか?
一度で行うとダウンタイムをまとめられますが、体への負担・リスクも大きくなります。骨格の状態や体力を踏まえて、一度か分けるかをご提案します。
神経のしびれは残りますか?
エラの下歯槽神経、あごのオトガイ神経を傷つけると、下唇やあごのしびれが生じることがあります。多くは数ヶ月で回復しますが、まれに永続することがあります。複数部位のためリスクが重なります。
たるみますか?
骨を小さくすると土台が減るため、頬や輪郭のたるみ・こけが生じることがあります。固定の工夫やリフトの併用で抑えますが、ゼロにはできません。
痛みや麻酔は?
全身麻酔(長時間)で行うため手術中の痛みはありません。術後は非常に強い腫れ・痛み・口の開けにくさがありますが、鎮痛剤でコントロールします。感じ方には個人差があります。
ダウンタイムはどれくらいですか?
最も侵襲が大きく、強い腫れは2週間ほど、大きく引くまで1ヶ月、完成まで半年以上が目安です。入院が必要なことがあります。
傷あとは残りますか?
主に口の中からアプローチし、頬骨で必要な場合のもみあげ付近の切開も目立ちにくい位置です。
受けられない場合はありますか?
全身状態や骨・神経の状態によっては受けられない・部位を絞る・精査が必要な場合があります。妊娠授乳中の方は受けられません。診察時にお知らせください。